空に向かって


「「…は?」」

松田と声が被る。

ちょっと待て照彦ぉぉ!!

何が「ってことで」よ!

どんな事よ!


照彦は光のごとく俊敏に扉から出ていった。

残された私は棒立ちで扉を見ることしか出来なかった。


佇むこと数秒、いや数分?

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