空に向かって


あまりにも至近距離で見る水樹さんが綺麗で、一瞬息をするのも忘れるほど。


腰をグッと持たれて距離を詰められる。


お互いが向かい合わせになって顔もよく見える。


きっと水樹さんの目に写る私は顔が真っ赤なのだろう、そう思った。


「セフレで良かったらキス、受け入れてくれる?」


そう言って彼は私に顔を近づけて来た。


< 75 / 321 >

この作品をシェア

pagetop