そーだ、
俺たちは多分想像するよりも淡白な付き合いだった。


デートに行くにしても映画か遊園地か水族館。


ド定番だし考えるのがめんどくさくて結局その辺だった。


それに2人で写真をとったりお揃いのキーホルダーなんてものを買ったりなんてしなかった。


どちらも言い出さないタイプだったんだと思う。


だから悲しい気持ちになりながら画像を消すとかキーホルダーを処分するとか


そんなことをする必要もなかった。


家デートたるものをすればお互いが好きなことを始める。


俺にとってはその距離感が好きだったし


あの彼女だったからこそ出来たんだろうと思う。


夜のそーゆー行為もゼロじゃないけど多くはなかったと思う。
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