そーだ、
「何言って…
てか私にどーしろって言うの」


なーんでやねん


自分で自分に心の中でツッコミを入れる。


泣いて、私も!


ってなんで可愛く言えないかな、


「受け入れるにしろ、振るにしろ、なんでもいい。
ただ、この気持ちは本人であるお前に伝えなきゃいけないと思った。」


あ、思い出した。


右斜め下を向いた彼にあったのは3年と少し前。


私に告白をしてきてくれた時も彼は右斜め下を向いていた。


どうせ実らないと思っていた相手だったから嬉しくて


そんな彼の姿を驚くほど覚えていたのに、


思い出せなかった。


3年も経つわけだ。


「あの、さ
黙られるとすごく困るんだけど」


また右斜め下を向いた彼。
< 20 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop