幼なじみくんの本気は危険です!
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中学時代、私と悠真は今みたいに容姿を隠したりせず、ありのままで過ごしていた。
それなりにモテていたし、友だちもたくさんいたんだ。
だけど、そんな私をよく思わない人たちがいた。
その人たちはクラスの女帝のような立場で、逆らえる女子はいなかった。
私はそういうのはめんどくさいと思ってたから、極力関わらないようにはしてたんだけど。
女帝グループに目をつけられてしまったんだ。
最初は物がなくなったり無視されたりと、それほど大したことない嫌がらせだった。
だから全然耐えられたし、むしろ気にしてなかった。
でも、女帝グループは私の態度にもっと腹を立てたのか、どんどん嫌がらせはエスカレートしていったんだ。
悪口は日常茶飯事で、全く身に覚えのない噂を流されたり、トイレで水をかけられたりと精神的にくるようないじめもされたし、時には殴る蹴るの暴力もあった。
そんな状態の私と関わったら巻き添えをくらうから、友だちも私から離れさせた。
だけど、私の当時の親友は私から離れなかった。
親友のおかげで私はひとりにならずに、心が壊れることもなかったんだ。