この空の下
「ごめんなさい。先生に会って話していたの」

事情を知らない麗子さんは空に説明をする。

「そうか」


近づいてきた空は、私の方を見て、

「こんにちは、羽蘭」

えーい、名前で呼ぶな。


「こんにちは。お元気そうね」

「まあね。そう言えば、大学の同期で飲み会の話があるんだ。その連絡をしようと思うんだけど、携帯がつながらないみたいだね」

「そお?」


ヤダヤダ。

なんで再会するのよ。
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