この空の下
傷ついた心は恋愛で癒やせ
SIDE 隆哉
彼女が・・・羽蘭がいなくなって1ヶ月。
診療所は週5日午前中のみの診療で何とかつないでいる。
週のうち3日かは以前のように近隣の大学病院からの応援。
残りの2日は彼女の後輩が交代できてくれる。
それでも、いつまでもつかは分からない。
首の皮一枚ってところが実態だ。
今来てくれている先生達もいい人ではあるが、やっぱり彼女が懐かしい。
年寄りの扱いもうまかったし、あの多恵さんともいいコンビだった。
「ダメだダメだ。しっかりしろ」
自分自身に言い聞かせる。
振り返っても何も生まれない。
前だけを見よう。
診療所は週5日午前中のみの診療で何とかつないでいる。
週のうち3日かは以前のように近隣の大学病院からの応援。
残りの2日は彼女の後輩が交代できてくれる。
それでも、いつまでもつかは分からない。
首の皮一枚ってところが実態だ。
今来てくれている先生達もいい人ではあるが、やっぱり彼女が懐かしい。
年寄りの扱いもうまかったし、あの多恵さんともいいコンビだった。
「ダメだダメだ。しっかりしろ」
自分自身に言い聞かせる。
振り返っても何も生まれない。
前だけを見よう。