この空の下

SIDE 隆哉

「あー」

自分のデスクに戻り一息ついた頃には、今日も昼を過ぎていた。


愚痴るつもりはないが、年末に向けての忙しさは半端ない。

色々な更新の手続きもあるし、イベントもひっきりなし、その上冬場は体調を崩す利用者さんが続出する。

休んでいる暇はどこにもない。



「お昼買ってきましょうか?」

事務職員が聞いてくれた。


「じゃあ、おにぎりを3つほどお願いします」

「具は何でもいいですか?」

「はい」



次の予定は1時半の来客。

あと1時間か。

時間的におにぎりを頬ばるのがやっと。


さあ、おにぎりを待つ間にメールの確認でもするか。
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