この空の下
救急車は15分ほどで来たが、その後の事務処理や家族との連絡にも追われ会議を2つほどキャンセルした。
やっとデスクに戻ったのは夕方。
あー忙しい1日だったと息をつこうとしたとき、
「施設長」
携帯片手に職員が近づく。
『もしもーし』
携帯の向こうからは、救急車に同乗して行った看護師の声。
「もしもし、どうしました?」
『出ました』
はあ?
どんなお化けでも出たのかと思ったが、すぐにピンときた。
『インフルエンザAです』
「えっ」
俺は言葉を失った。
やっとデスクに戻ったのは夕方。
あー忙しい1日だったと息をつこうとしたとき、
「施設長」
携帯片手に職員が近づく。
『もしもーし』
携帯の向こうからは、救急車に同乗して行った看護師の声。
「もしもし、どうしました?」
『出ました』
はあ?
どんなお化けでも出たのかと思ったが、すぐにピンときた。
『インフルエンザAです』
「えっ」
俺は言葉を失った。