この空の下
「で、何?」


玄関を開けたものの中に入れることはしなかった。


「随分嫌われたもんだな」

苦笑いの空。


「用件を言いなさいよ」



「ちょっと出よう。付き合えよ」

「はあ?何言ってるの?行くわけないでしょう」


空と別れてもう半年になるのに、今更付いて行くわけないじゃない。


「そんなこと言っていいのか?」

「どういう意味よ」


フフーン。と不敵な顔の空。
< 241 / 405 >

この作品をシェア

pagetop