この空の下
「隆哉さん」

「隆哉でいいよ」

「ぁ、うん」


なんだかぎこちないな。



取ってくれた部屋は最上階。

夜景がとっても綺麗で、思わず窓際に駆け寄った。


「凄ーい」


感嘆の声を上げる私を楽しそうに見る隆哉。

なんだか私、子供みたい。



「ムードがなさ過ぎだな」

フフフ。
確かに。
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