この空の下
「シャワー先使う?」

「うん」

言いながら体が動かない。


「羽蘭、もしかして緊張してる?」


コクン。と頷いた。


「無理しなくていいよ」

「無理なんてしてないわよ」

意地っ張りな私。



クルリと体の向きを変えられ、

見上げた先に隆哉の顔があった。
< 260 / 405 >

この作品をシェア

pagetop