この空の下
ゆっくりと近づいてくる唇。

チュッ。

音を立てて離れたかと思うと、かぶりとくわえ込まれた。


位置を変え、角度を変え、隆哉は私を離そうとはしない。


マズイ、上手い。

瞬間的に感じた。


始めてキスをしたわけではないのに、今日の隆哉は違う。

きっとこれが本気の彼。



んんん、息が苦しい。

段々余裕がなくなってきた。
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