この空の下
「でも、夕食は日向ちゃんと食べてください。その後、日向ちゃんが寝た後に飲みに行きましょう」

「いいんですか?」

「はい」


ちょうど、私も飲みに出たかった。

アパートからの距離があり週のほとんどを診療所で寝泊まりしている私。

仕事以外にすることもなく、1人診療所で缶ビールを開ける毎日だったから。


「ありがとうございます」

嬉しそうな吉川さん。


連絡先の交換をして、10時に駅前のバーで会う約束をした。
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