この空の下
「こんにちは」

「はじめまして」

優子先輩と隆哉がご挨拶。


フーン。
と、隆哉と私を交互に見ている優子先輩。


「何ですか?」

「いや、あんたがねぇ」

「変なこと言わないでくださいよ」


優子先輩は私のことなら何でも知っている。

恥ずかしい過去から、人に言えな秘密まで、バラされたら困ることだって1つや2つではない。


「はいはい。余計なことは言いません」
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