この空の下
「ここは?」

「隣町」

「何で?」

「とにかく降りよう」


1人歩いて行く隆哉さん。

仕方なく私も続いた。


入っていったのはおしゃれなバー。

先ほどまでの店の大衆的な感じではない。


何?何がどうした?

ただせさえ酔っ払った頭で、私は考えを巡らせる。



「俺はビール。君は?」


君?ビール?

車はどうするの?

そもそも急変は?


あー、頭が回らない。
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