この空の下
「どいてください」

男性は私を手でよけて、エレベーターに向かって歩いて行った。


うわー、もー。


絶叫したいのをグッとこらえて、私はホテルを飛び出した。




逃げるようにアパートに帰り、ベットに潜り込む。

しかし、こんな夜に眠れるはずはない。




私は一睡もできずに、翌日の勤務に就くこととなった。

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