戻らない幸せ
僕は、近くの駅まで歩き電車に乗って学校に向かう。僕の登校は、それの繰り返しだ。



ただ携帯いじって、目的地に着けば友達とあって、雑談しながら学校へ…それが僕の日常だ。



だけど今日はちょっと違かった…忘れようと行動したのか…僕は中学校の同級生だった女子に声をかけていた。



「おはよう。久しぶりだね」



なんて僕は、目の前に座っている眼鏡をかけた清楚系の黒髪の女子に声をかけた。彼女は霧雨 夏美。僕と中学が同じだった子だ高校は違うけど。



「あら、久しぶりだね。亮平くん」



声をかけるとちゃんと返してくれる夏美さん。ちゃんと返してくれるだけいい人だなぁと僕は思った。僕の前の彼女は…いずれ連絡も返してくれなくなり何も話してくれなくなった…



「実はさ、高校で色々あってね…」



夏美さんに僕は、色々話していた。振られたこと振られてしまった時のこと…などなど…振られたばっかの時って案外ふりかえっても反動が来ないものだ…



「そ、それは大変だね。私も彼氏と色々あったんだ。距離を置こうと言われちゃって、どうすればいいのかな」



実際言うと、僕は忘れるために新しい人を探そうと思って声をかけてたのだろう…彼氏持ちなんだなんて考えちゃったけど別にそれは別、夏美さんは僕の話を聞いてくれたそれだけで満足だ



「そうなのかい?俺でよければ相談には乗る。」


なんて連絡先を交換して相談に乗ることにした…今の僕は傍から見たらリア充爆発しろ!って考えになってもおかしくはない、だけど何故僕は優しく相談に乗ると言ったのだろうか…
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