オレンジ色のROMANCE

大吾が浮気?

大学は、別々でも舞香と大吾は
一緒に住むことにした。
朝起きれば料理の腕をグングン
上げた舞香の美味い朝メシがある。

新婚みたいな生活があった。
生活には、困らなかったが一応
バイトを始めた。

俺はカラオケ
舞香は、カフエで‼

同じ場所にしなかったのは
舞香は、しっくりと落ち着くカフエ
俺は賑やかな場所が好きだから
どうせ働くなら好きな場所がいい。

18:00から20:00まで、
舞香も同じ時間で働き帰りは舞香
を向かえに行き一緒に帰る
毎日だった。

休みのシフトも、同じで買い出しやデートを楽しんだ。

毎日毎日幸せだったがその幸せに
慣れてしまっていたのかも、
しれない。



「あのぉ~面接お願いします。」

それは大学3年目を迎えた4月だった。
募集をかけていたアルバイトが数名。



「はい‼担当の者と変わります。」

何人かの女の子が面接にやって来た。

店長が面接をして一人の女の子は、
決まった。

みんな興味津々で覗きにいった。
俺も気になり皆の後を追う。



即決ってよっぽど店長気にいったんだ
さては、チョー美人だったりして
皆の期待は膨らんだ。

面接の部屋から出て来た彼女は..

高3のあの日、ホームであった彼女だった。

「おう、中村‼お前の知り合いダロ
ちゃんと面倒見ろよ。」

店長が大きな声で叫ぶ。

彼女は、
「明日からお世話になります。
天宮奈緒です。」

皆、あ、あああぁ、宜しく‼
と言いながら全員、俺を怪しい目で見てくる。

俺目当て?
一瞬うぬぼれてみる。
「まっさかぁ、偶然偶然‼」
一人心で、呟きながら...

ボカ.ポカ.パコーンと丸めた
チラシで怪しげな目を向ける輩を
ぶん殴る。

彼女は、クスッとわらい綺麗な目を
向けて来た。


「いらっしゃいませー。」
が中々言えず、その度、ホロー
に回る。


「しかめっ面は、不味いよー
ん~
そだな!好きな人が来店したと思いなよ。
嬉しいだろ‼」


それがこうじたのか
しかめっ面は、なかなかの笑顔には、なってきた。

おれと、天宮奈緒の関係もタメな
事もあり段々仲良くなって来た。

勿論彼女も、いるし、一緒に住んでいる事も、店の誰もが知っている。

店が終わると舞香の待つカフエへと足をむける。


舞香も、いっもニッコリしながら
俺を待っている。

そんな日常がくずれだしたのは...















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