オレンジ色のROMANCE
厨房は、拓成の噂で、てんやわんやだった。

オーナーが振られた?とか?
いやいやいや振ったのは
オーナーとか?

相手は、今話題のミクに似てたとか..
凄く可愛らしかった..とか


見たかったとか。

それぞれスタッフの興味&好奇心が渦巻く。

クラッシックが切なく流れる中
拓成は、店をあとにした。


車を走らせながら色々かんがえる。
ミクいや、舞香よ‼
よくぞ、料金払ってくれたな‼
会いに行く口実が出来た。クスクス


拓成は、舞香のマンションまで
行くと呼び鈴をならす。
築50年のマンションは、割と綺麗だったがセキュリティの面では
余りよろしくは無い 。

風呂にでも入ろうとしていたのか
舞香が慌てたようにでてきた。

「五十嵐さん?」


「料金、持ってきた、恥かかすなよ。」

封筒に入ったお金らしきモノを
舞香はつきだされ、

「貰えない。
今まで、色々やってくれたでしょう。
なんにも出来ないから
お礼。」
「御礼欲しくて、してたんじゃない。
お前が好きで、愛してるからだ。
その気持ちまで踏みにじるのか?」



「え‼.....



私は我慢できない性格
だから、諦めなくちゃ行けない事は、匂いで分かる。

五十嵐拓成と言う人には
近よっては行けないと
思うの。
欲しくて欲しくて堪らないも
のには
近寄れ無いの‼

分かってください。」


「欲しくて堪らないもの?
何?」

「.....言えない。✖」


「舞香にあげれない物なんて
無いぞ。

一応、稼ぎでは世の男には
負けないつもりだし...

言って見て‼」

拓成は、我慢出来す舞香の手をとった。

「言って‼
なんでも用意するから..」


「お.....ど。」
蚊の鳴くような声小さな声でこたえる。

「?!??...何?👂)エッ?」

思い詰めたような拓成の座った目を前に
「あんたの、お喉にガブリといきたあいの‼」..なんて言えない。


「私、おかしいの‼

変態気があって、だから五十嵐さんに
ぶっ飛ばされそうで言えない。」


「ん?««変態?»»
舞香が?
変態?
どんな?
あ⋙⋙⋙あれか?
運転中ツンツンツンツン?!??」


拓成は、困った顔をして、
「あ、あれは....危ないから。」

舞香は心で

「ちげーし‼ツンツンツンツンも
魅力的だがモーっと凄い、
青天の霹靂だょ。」
という、込み上げてきた言葉を
ぐーっと押さえた。

「か、考えてみる。」

ツンツンツンツンと誤解した拓成は舞香へ伸ばした手をバサッと
落とした。ツンツンツンツンは・・・

「これくらいで..」

舞香の口を着いた言葉に拓成は、
えっ‼と言う驚きの声をあげた。





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