darkness
その時だった。

何かの足音がこちらに向かってくるように聞こえてきたのは。

それも…。一人じゃない。数人いる。

華乃(カノ)は直感的にそう思った。
 

「ねぇ…きみ一人?良かったらさぁ、おにいさんたちとオモシロイことしない?」

口調と声柄から分かる怪しい雰囲気。



オモシロイコト…考えるだけで身の毛がよだつ。

「あの、用事が、あるんで……」


そんな事は聞きもせず腕を無理やりひいて何処かに連れて行かれる。



やだ……誰か……
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