もしもこの世界に私がいなかったら
‡‡‡高校3年の夏‡‡‡
「未夜?大丈夫??」
私は友達に声を掛けられはっとした
「ん?大丈夫だよ?」
「本当に?顔色悪いよ。保健室いく?未夜は体調崩したら本当に危ないんだよ?分かってる?」
「分かってるって」
私、花江未夜(ハナエ ミヨ)は小さい頃からとても体が弱く入退院を繰り返している
「おはよ、今日は大丈夫か?」
私に声をかけてきたのは小さい頃からずっと一緒の世仲瑠衣(ヨナカ ルイ)だ
「大丈夫だって、朝からうるさいな」
「は?人が心配してやってるのにその態度はないだろ」
「こっちだって心配してほしいとか一言も言ってないし」
と、いつも私と瑠衣はケンカしてばかりで全然仲良くない
一つのケンカの原因は私なんだけどね
せっかく瑠衣が心配してくれているのに素直になれない自分がいる
私はいつものように瑠衣とケンカをしてしまった
まだこの時は学校に来て朝、瑠衣とケンカをできるのが最後だなんて思っても見なかった
「未夜?大丈夫??」
私は友達に声を掛けられはっとした
「ん?大丈夫だよ?」
「本当に?顔色悪いよ。保健室いく?未夜は体調崩したら本当に危ないんだよ?分かってる?」
「分かってるって」
私、花江未夜(ハナエ ミヨ)は小さい頃からとても体が弱く入退院を繰り返している
「おはよ、今日は大丈夫か?」
私に声をかけてきたのは小さい頃からずっと一緒の世仲瑠衣(ヨナカ ルイ)だ
「大丈夫だって、朝からうるさいな」
「は?人が心配してやってるのにその態度はないだろ」
「こっちだって心配してほしいとか一言も言ってないし」
と、いつも私と瑠衣はケンカしてばかりで全然仲良くない
一つのケンカの原因は私なんだけどね
せっかく瑠衣が心配してくれているのに素直になれない自分がいる
私はいつものように瑠衣とケンカをしてしまった
まだこの時は学校に来て朝、瑠衣とケンカをできるのが最後だなんて思っても見なかった