もしもこの世界に私がいなかったら
「はいはい、ストップ!二人ともケンカしないの!」

友達の水琴(ミコト)が私と瑠衣の間に割って入る

「だって未夜がせっかく俺がしんぱ」

その途端私は目の前が真っ暗になった

バタッ

「未夜!!」

瑠衣が叫んでいる

「み……よ?」

友達の水琴が私を見て呆然としている

「おい!未夜!分かるか!?」

『瑠衣が私に向かってなんか言ってる

瑠衣…?なんでそんな心配そうな顔して私の方見てるの?いつもみたいに文句言ってよ』

でもそれは瑠衣に届くことはなかった

「る………い………」

「お、おい!未夜!ちょっ誰か救急車!!早く!」

瑠衣は叫びながらそう言った

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