【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
「道路事情が悪くなると困る。残念だが帰ろう」
「はい。柊吾さん、連れてきてくれてありがとう」
素直な気持ちでお礼を言う私の背に柊吾さんが腕を回し、ギュッと抱きしめる。
「ダ、ダメですっ。日本ではやらないでって、言ってあるのにっ」
「心春がかわいすぎるからいけないんだ」
近くにカップルがいるのに、柊吾さんは気にせずに私の額にキスをした。
「も、もうっ!」
「唇にしたいのを我慢して、額にしたんだ。褒めてほしいな」と、あっけらかんとした態度で、私の手を握って駐車場へ向かった。
美術館を出て高速道路の入口に向かって走っていると、雪はやんでしまった。
「日帰りでは物足りなかったな。今度は泊まりで来よう」
「昼食をいただいた旅館が素敵だったから、あそこに泊まりたいな」
箱根でも老舗の高級旅館では、『食事だけでなく、お風呂も満足いただけますのでぜひいらしてください』と、支配人から言葉をかけてもらった。
「昨晩、遅かったから眠いだろう? 寝ていなさい」
「そういえば、寝ていたら襲うって言っていたのに……」
柊吾さんがお風呂に入っている間にいつのまにか眠りに落ちていて、目が覚めると朝だった。
「はい。柊吾さん、連れてきてくれてありがとう」
素直な気持ちでお礼を言う私の背に柊吾さんが腕を回し、ギュッと抱きしめる。
「ダ、ダメですっ。日本ではやらないでって、言ってあるのにっ」
「心春がかわいすぎるからいけないんだ」
近くにカップルがいるのに、柊吾さんは気にせずに私の額にキスをした。
「も、もうっ!」
「唇にしたいのを我慢して、額にしたんだ。褒めてほしいな」と、あっけらかんとした態度で、私の手を握って駐車場へ向かった。
美術館を出て高速道路の入口に向かって走っていると、雪はやんでしまった。
「日帰りでは物足りなかったな。今度は泊まりで来よう」
「昼食をいただいた旅館が素敵だったから、あそこに泊まりたいな」
箱根でも老舗の高級旅館では、『食事だけでなく、お風呂も満足いただけますのでぜひいらしてください』と、支配人から言葉をかけてもらった。
「昨晩、遅かったから眠いだろう? 寝ていなさい」
「そういえば、寝ていたら襲うって言っていたのに……」
柊吾さんがお風呂に入っている間にいつのまにか眠りに落ちていて、目が覚めると朝だった。