【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
「プレゼントは花束だけじゃない」
柊吾さんはポケットから長方形の紺色をした小さな箱を取り出す。それから私が持っている花束を取り、テーブルの上に置くと、代わりに小さな箱を手のひらにのせた。
その箱は有名なラグジュアリーブランドのもので、赤いリボンがかけられている。
「開けていい……?」
「もちろん」
私はリボンをほどき、箱を開けた。その瞬間、目を見張る。
四つ葉のクローバーをかたどったペンダントヘッドのネックレスだった。ゴールドのクローバーの真ん中にダイヤモンドが光っている。
「四つ葉のクローバーの小葉はそれぞれ希望、誠実、愛情、幸運を指していると言われている。だから心春に身につけていてほしいと思ったんだ。花束といい、ネックレスといい、プレゼントを選ぶのにこんなに考えたことはなかった」
柊吾さんは端整な顔に苦笑いを浮かべる。
「柊吾さん……」
こんなに優しくて、私のことを考えてくれているのに、他の女性を愛しているなんてない。
「ありがとう。すごく素敵。大事にするね。柊吾さん、つけて」
私は柊吾さんに背を向けて、ネックレスがつけやすいように髪の毛を手で束ねて持ち上げる。
喉元にひんやりしたネックレスがつけられる。
つけているとき、柊吾さんの指が首筋に触れるたびに身体が反応してくるのがわかった。
柊吾さんはポケットから長方形の紺色をした小さな箱を取り出す。それから私が持っている花束を取り、テーブルの上に置くと、代わりに小さな箱を手のひらにのせた。
その箱は有名なラグジュアリーブランドのもので、赤いリボンがかけられている。
「開けていい……?」
「もちろん」
私はリボンをほどき、箱を開けた。その瞬間、目を見張る。
四つ葉のクローバーをかたどったペンダントヘッドのネックレスだった。ゴールドのクローバーの真ん中にダイヤモンドが光っている。
「四つ葉のクローバーの小葉はそれぞれ希望、誠実、愛情、幸運を指していると言われている。だから心春に身につけていてほしいと思ったんだ。花束といい、ネックレスといい、プレゼントを選ぶのにこんなに考えたことはなかった」
柊吾さんは端整な顔に苦笑いを浮かべる。
「柊吾さん……」
こんなに優しくて、私のことを考えてくれているのに、他の女性を愛しているなんてない。
「ありがとう。すごく素敵。大事にするね。柊吾さん、つけて」
私は柊吾さんに背を向けて、ネックレスがつけやすいように髪の毛を手で束ねて持ち上げる。
喉元にひんやりしたネックレスがつけられる。
つけているとき、柊吾さんの指が首筋に触れるたびに身体が反応してくるのがわかった。