【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
「奥さま、お迎えに上がりました」
辻野さんが綺麗な顔を微笑ませ、私に頭を下げる。
「ありがとうございます」
先日の一件で気まずさもあって、はにかんだ笑みになってしまう。
「社長がお待ちかねです。ご案内します」
辻野さんは社屋の中へ私を進ませる。
ロビーへ一歩入って驚いた。スーツを着た人たちが慌ただしく行き交い、受付にはピンク色の制服を着た華やかな女性が六人並んでいる。
受付の横には駅の改札のような機械があり、IDをタッチさせて先へ進むシステムになっていた。
辻野さんは一番端のガラスドアの横に立っている警備員のところへ私を案内する。
「八神社長の奥さまです」
辻野さんは私を通すように警備員に指示し、彼はドアのカギを開けた。
そこを過ぎると、エレベーターホールになっており、数えきれないくらいの台数のエレベーターがあった。
「社長室は最上階の三十五階になります。どうぞ」
三十階以上の高層階専用エレベーターの扉が開き、私たちは乗り込んだ。
高速で上がっていくエレベーターに眩暈を覚えそうだ。
辻野さんが綺麗な顔を微笑ませ、私に頭を下げる。
「ありがとうございます」
先日の一件で気まずさもあって、はにかんだ笑みになってしまう。
「社長がお待ちかねです。ご案内します」
辻野さんは社屋の中へ私を進ませる。
ロビーへ一歩入って驚いた。スーツを着た人たちが慌ただしく行き交い、受付にはピンク色の制服を着た華やかな女性が六人並んでいる。
受付の横には駅の改札のような機械があり、IDをタッチさせて先へ進むシステムになっていた。
辻野さんは一番端のガラスドアの横に立っている警備員のところへ私を案内する。
「八神社長の奥さまです」
辻野さんは私を通すように警備員に指示し、彼はドアのカギを開けた。
そこを過ぎると、エレベーターホールになっており、数えきれないくらいの台数のエレベーターがあった。
「社長室は最上階の三十五階になります。どうぞ」
三十階以上の高層階専用エレベーターの扉が開き、私たちは乗り込んだ。
高速で上がっていくエレベーターに眩暈を覚えそうだ。