【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
「どうぞ」
「ありがとうございます。食べないんですか? もしかして甘いものが好きじゃない……?」
再びイスに座った八神さんに聞いてみる。
「いや、嫌いではないが。俺は昼食を食べているからね。お腹は空いていないんだ」
淹れてもらったミルクティーをひと口飲んで、小さなチョコレートケーキを食べる。
「フランス語が堪能なんですね。パリには何年くらい住んでいるんですか?」
どのくらい住めばあんなに流暢に話せるようになるのか知りたくて聞いてみる。
「五年いる。語学は得意でね。君は? 十八ということだから、高校を卒業してすぐ?」
「はい。四月から父の知り合いのマレ地区にある家にホームステイしています」
昨日帰国したばかりなのに、パリにいたのが遠い日に思えてくる。
「まだ五カ月なのに、なかなかのものじゃないか?」
「まだまだです。高校に入ってからフランス語の教室に通ってはいたんですが。流暢に話せるようになるのが目標です」
八神さんとの会話は意外と楽しくて、パリでの生活の話は尽きなかった。
「ありがとうございます。食べないんですか? もしかして甘いものが好きじゃない……?」
再びイスに座った八神さんに聞いてみる。
「いや、嫌いではないが。俺は昼食を食べているからね。お腹は空いていないんだ」
淹れてもらったミルクティーをひと口飲んで、小さなチョコレートケーキを食べる。
「フランス語が堪能なんですね。パリには何年くらい住んでいるんですか?」
どのくらい住めばあんなに流暢に話せるようになるのか知りたくて聞いてみる。
「五年いる。語学は得意でね。君は? 十八ということだから、高校を卒業してすぐ?」
「はい。四月から父の知り合いのマレ地区にある家にホームステイしています」
昨日帰国したばかりなのに、パリにいたのが遠い日に思えてくる。
「まだ五カ月なのに、なかなかのものじゃないか?」
「まだまだです。高校に入ってからフランス語の教室に通ってはいたんですが。流暢に話せるようになるのが目標です」
八神さんとの会話は意外と楽しくて、パリでの生活の話は尽きなかった。