【極上旦那様シリーズ】俺のそばにいろよ~御曹司と溺甘な政略結婚~
翌朝、ダイニングキッチンへ下りると、両親が揃って食事をしていた。
「おはよう。昨日は疲れて夕食を食べなかっただろう。朝食はたくさん食べなさい」
お父さんはデザートのヨーグルトを食べ終えるところだった。
「おはよう」
私が飲み物を取りにキッチンの中へ入る前に、お母さんが立ち上がる。
「心春は座ってていいわ。お父さんに昨日の話をしていなさい」
「特に話すことなんてないよ。私が着物で昼食をちゃんと食べられなかったから、アフタヌーンティーをごちそうしてくれただけ」
お母さんに甘えてダイニングテーブルに戻り、お父さんの右斜め横に座る。
まさか両親に契約結婚を提案されたなんて言えないし、まだ心も決まっていない。
「そうかそうか。柊吾くんは気のつく男だな」
お父さんは満足そうに何度も頷く。
「八神さんのような申し分のない人が結婚相手で、心春はラッキーだわ」
お母さんが冷蔵庫から涼し気なガラスの器に入ったヨーグルトとアイスカフェオレを出して私の目の前に置く。
「ヨーグルトにバナナも入れる?」
「ううん。いらない」
食欲はそれほどない。
カフェオレを飲んでから、バターロールをひとつ手にしてちぎると口に入れた。
「おはよう。昨日は疲れて夕食を食べなかっただろう。朝食はたくさん食べなさい」
お父さんはデザートのヨーグルトを食べ終えるところだった。
「おはよう」
私が飲み物を取りにキッチンの中へ入る前に、お母さんが立ち上がる。
「心春は座ってていいわ。お父さんに昨日の話をしていなさい」
「特に話すことなんてないよ。私が着物で昼食をちゃんと食べられなかったから、アフタヌーンティーをごちそうしてくれただけ」
お母さんに甘えてダイニングテーブルに戻り、お父さんの右斜め横に座る。
まさか両親に契約結婚を提案されたなんて言えないし、まだ心も決まっていない。
「そうかそうか。柊吾くんは気のつく男だな」
お父さんは満足そうに何度も頷く。
「八神さんのような申し分のない人が結婚相手で、心春はラッキーだわ」
お母さんが冷蔵庫から涼し気なガラスの器に入ったヨーグルトとアイスカフェオレを出して私の目の前に置く。
「ヨーグルトにバナナも入れる?」
「ううん。いらない」
食欲はそれほどない。
カフェオレを飲んでから、バターロールをひとつ手にしてちぎると口に入れた。