音楽好きの少女は、異世界で大人気の歌手になりました！！

世界平和対策本部は、世界が平和になれるように各国から代表者が選ばれ会議をする。歌子の世界にはない組織のようだ。

「私はクリスタル・ヴィンヘルム。タンバリー国出身です。リーバスの妻で対策本部でリーバスの補佐をしています」

「実はクリスタルは、タンバリー国の王女なんだ」

俺がそう言い、クリスタルとの思い出を話す。どれも懐かしい思い出だ。

「そうだったんですか……。すごい……」

歌子は俺とクリスタルを交互に見つめ、言った。まあ、あんな大恋愛を経験するのはほんの一握りだろう。

「バロン・ヴィンヘルムです。十一歳です」

「グリシャ・ヴィンヘルムです！九歳です！」

「デイジー・ヴィンヘルムです！八歳です」

「クリストファー・ヴィンヘルム！四歳！！」

「この子はソフィア。まだ0歳なの」

クリスタルがソフィアを紹介し、ヴィンヘルム家の自己紹介は終わった。次にリーたちが自己紹介をする。

「チェン・リーだヨ！朱国出身！職業は医者ネ！」

「チェン・シンファです！職業は助産師をしていマス！」