音楽好きの少女は、異世界で大人気の歌手になりました！！

「お姉ちゃん、もう学校行かなくていいの？」

学校……？

今日は月曜日。祝日ではなく平日だ。私は高校生、学校がある。

壁にかけられた時計を見る。八時過ぎだ。

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

私は悲鳴を上げて飛び上がり、「何でもっと早く起こしてくれなかったの！？」と忍に言い、私は慌てて身支度を整える。

「何回も起こしたよ〜」

忍はそう言って部屋を出て行った。

一階ではお父さんとお母さんが、「また起きれなかったの？」と呆れている。それに適当に返事をし、私は家を飛び出した。

私の名前は古谷歌子（ふるやかこ）。歌うことが好きな十七歳。悩みは朝なかなか起きれないこと。

学校に行くギリギリの時間で起きたことは、何回かある。私は学校に向かって全力で走っていた。

でも、どれだけ急いでいても私の頭の中では音楽が流れている。急いでいる今は、脳漿炸裂ガールやインジビブルが何度も流れる。

その後、私の中で新しい歌が生まれた。