拾ったワンコが王子を連れて来た
彼女の話によると、朝の生田さんと私のやり取りを見ていた人がいて、私達が付き合ってるのではないかと噂をしていたと言うのだ。
なんて事だ…
私の恐れていた事が、本当になってしまった…
「生田マネジャーとは、何にもないから!」
「本当ですか?」
ないと言う私に、さっちゃんは
「でも、王子様に少しは興味あるでしょ?」と言う。
「さっちゃん!!」
さっちゃんは深田恭子さんの事を言っているのだろう。だが、生田さんに興味があるのとは話が違う。
「兎に角、私と生田マネジャーとはなにも関係ありませんから!
変な噂立てないでね!?」と、口止めして、食べ終わった食器を返却口へと戻した。
これはもう一度、生田さんとルールについて話し合う必要があるわね!