限りある命と限りのない願い。
それから少しの間、僕と陽多は公園で話していた。
「そう言えば、お前これからどうすんの?」
「ん?ああ、帰ろうかなって考えてた。まさか陽多に会うとは思ってなかったし、会えたらいいなとは思ってたけど」
「え、帰んの?ちょっと待って」
陽多はズボンのポケットから携帯を出して電話をかける。
「もしもし母さん?何か楓奏見つけたから拾って帰るわ」
それだけ言って陽多は電話を切った。
「え、いいの?許可は」
「別にいいだろ、楓奏なら」
陽多は僕の持っていた荷物を手に取って先に歩き始めた。
「来ないのか?置いてくぞ」
「あ、待って!」
僕は陽多の後を追いかけた。
「そう言えば、お前これからどうすんの?」
「ん?ああ、帰ろうかなって考えてた。まさか陽多に会うとは思ってなかったし、会えたらいいなとは思ってたけど」
「え、帰んの?ちょっと待って」
陽多はズボンのポケットから携帯を出して電話をかける。
「もしもし母さん?何か楓奏見つけたから拾って帰るわ」
それだけ言って陽多は電話を切った。
「え、いいの?許可は」
「別にいいだろ、楓奏なら」
陽多は僕の持っていた荷物を手に取って先に歩き始めた。
「来ないのか?置いてくぞ」
「あ、待って!」
僕は陽多の後を追いかけた。