初カレ 初カノ
優真が口をひらく
「まあ、俺が決めることじゃないけど……迷ってるんだったら少し話をしようと思っただけで無理に入れっていってるんじゃないからな、一応言っておくけど」
「ありがとう、ママの言うこともわかるの、高校の入学内申にも今は関係してくるし最近あまり口を聞いてくれない……」
「そうか、それはお前に期待する親の気持ちもわかるな、俺は親父と二人だったからやっぱり小さい時はかまってもらえなかったのさびしかったかな~今お前は自分でそういう状況に持っていってるんだよ」
「そうだよね~私がそうさせてるんだよね」
「体験した後、まわりからその部活の様子を見てみれば?体験てみんな入ってもらいたくて優しくするし、入ってから何か違うってこともあるかも……」
「優真くんは迷わなかったの?」
「俺はバスケが好きだからな(笑)」
「そっかー」
沈黙になる
楓は基本やっぱりバドミントンも嫌いじゃないんだろうな、迷うってことは……俺言い過ぎたかな……
優真は立った
「あの、時間とらせて悪かったな、俺はまあバドミントンを薦めるよ、体育館でお前のやってる姿見れるからな」
優真は楓に背を向けて言った
「えっ?」
「そういうことだ、じゃあ、また明日な、気をつけて帰れよ」
優真は真っ赤な顔を楓に見せれないまま神社の階段を下りて帰っていった
やっべー、今恥ずかしい事言ったよな俺……
楓も……
えーっと最後のはどうとったらいいのかな?私を見たい?
優真が帰っていった後、楓は自分の顔が赤くなってることを頬を触って自覚した
次の日から楓はバドミントンと卓球の部活の様子を陰からみていく
まずは卓球部からだ
一年生多いな、体験とはいえ20人以上はいる
先輩達は……勧誘してない人もまわりでおしゃべりしてる、確かにそんなに上手い人もいないかな……ん?先輩も上手くないから逆に頑張ったらチャンス?……でも上手い人がいないと私も上手くならないってことよね……複雑
帰ろう 明日はバドミントン部だ
次の日バドミントン部を見に行く
一年生と先輩が体育館を出ていき校舎に入っていく
トレーニングだ、しんどいんだよねー
でも先輩もついて一緒にやってくれてる
しばらくトレーニングのあと体育館に戻っていく
あの人去年私が試合して勝った人だ、上手くなってるな、あっバスケ部、優真くんみっけ
体育館はバスケ、バレー、バドミントンとが交代で使うことになっている
交代の時間になりバドミントン部は外に出る
ランニングが始まった
これが一番苦手……先輩達も走るんだ
迷うな……