一筆恋々
一筆恋々 手鞠の生涯の宝
【三月十七日 静寂より手鞠への手紙】
私は未だ学生で、●●●何の力も無く、この状況をどうしたら変えられるのか●●●解らない。
兄の方が貴女を幸せにできる●●●思う。
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それでも、どうしても●●●兄にさえ譲りたくないのです。
幸せにする約束は出来ないし、御実家に居る時のような●●裕福な生活もさせてあげられない。
苦労すると思う。
嫌な思いもするかもしれない。
貴女にとって良い事など何も無い。
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それでもどうか、私の所に来てもらえない●●だろうか。
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必ず何とかする。
だから手鞠。
私の手を取れ。
静寂
了