プリンセスは甘い甘い夢を見る
花畑には真っ白なシロツメクサの花が咲き乱れていた
「アイリス、シロツメクサを沢山摘んできてくれるかしら?」
「うん!わかった!」
アイリスが摘んできたシロツメクサを器用に絡み合わせ花冠をつくる
「リアーナ凄い!!
これアイリスも作れるかな?!」
「もちろん!こうやってね‥」
真剣に私の話を聞くアイリスは
少しずつだけどその小さな手で冠を作っていく
そして大切な時間は少しずつ過ぎていく
「出来た!!
リアーナ見て!出来たよ!」
「アイリス!凄いじゃない!上手に出来たね」
恥ずかしそうにはにかんで見せる
すると彼女は手にもつ花冠を私の頭に乗せた
「リアーナ、私のお姉ちゃんでいてくれてありがとう」