独占溺愛~クールな社長に求愛されています~
蓮斗の話を聞いて、詩穂は顔を輝かせる。
「そうなの! 私がしたかったのはそういうニーズをつなぐことだったの!」
詩穂の表情を見て、蓮斗は優しく微笑む。
「だから、小牧に手工芸品の作者と買い手をつなぐマッチングアプリの開発を頼みたい」
「えっ」
『アプリの開発』と言われて、詩穂の顔が引きつった。
「私……アプリの開発なんてやったことないです」
「大丈夫。副社長とも話し合って、小牧に任せてみようってことになったんだ。デザインや大まかな仕組みや機能を考えてくれたら、プログラミングは開発担当者がやるから」
それだったら、自分にもできるかもしれない。それになにより、一度は手放してしまった夢を、もう一度別の形で実現できるかもしれないのだ。
やってみたい、という思いが湧き上がってきた。
詩穂はおずおずと蓮斗を見る。
「本当に……私が考えていいんですか?」
蓮斗はしっかりとうなずいた。
「もちろん。社員の夢は会社の夢だ。小牧のソムニウムを叶えよう」
蓮斗の力強い声を聞いて、詩穂の胸が熱くなる。
(私のソムニウム。今度こそ絶対に叶えたい!)
詩穂はソファから立ち上がって蓮斗に向き直り、深々とお辞儀をした。
「そうなの! 私がしたかったのはそういうニーズをつなぐことだったの!」
詩穂の表情を見て、蓮斗は優しく微笑む。
「だから、小牧に手工芸品の作者と買い手をつなぐマッチングアプリの開発を頼みたい」
「えっ」
『アプリの開発』と言われて、詩穂の顔が引きつった。
「私……アプリの開発なんてやったことないです」
「大丈夫。副社長とも話し合って、小牧に任せてみようってことになったんだ。デザインや大まかな仕組みや機能を考えてくれたら、プログラミングは開発担当者がやるから」
それだったら、自分にもできるかもしれない。それになにより、一度は手放してしまった夢を、もう一度別の形で実現できるかもしれないのだ。
やってみたい、という思いが湧き上がってきた。
詩穂はおずおずと蓮斗を見る。
「本当に……私が考えていいんですか?」
蓮斗はしっかりとうなずいた。
「もちろん。社員の夢は会社の夢だ。小牧のソムニウムを叶えよう」
蓮斗の力強い声を聞いて、詩穂の胸が熱くなる。
(私のソムニウム。今度こそ絶対に叶えたい!)
詩穂はソファから立ち上がって蓮斗に向き直り、深々とお辞儀をした。