独占溺愛~クールな社長に求愛されています~
蓮斗は詩穂が持っていた買い物カゴにアイスパフェをぽいっと入れた。
「会計よろしく」
そう言ってさっさと店の外に出る。詩穂は半ば呆気にとられてその背中を見送ったが、彼が外のベンチに座ったのを見て、レジに向かった。
(なんなの、あれ!)
会計を済ませて自動ドアから外に出て、アイスパフェが一つ入った袋を蓮斗の顔の前に突き出す。
「はい」
「どうも」
蓮斗はぼそりと言って袋を受け取り、立ち上がって詩穂を見た。
「帰るぞ」
「あ、うん」
蓮斗が歩き出したので、詩穂も続いた。蓮斗は詩穂のマンションの方へと進んでいる。
「ええと……やっぱりうちで食べたいの?」
「違う。おまえを送っていくんだよ。今日は絶対に送るからな。いくら小牧でも、こんな時間にひとりで帰すわけにはいかないんだ」
感謝していいのかわからないような言い方に、詩穂は唇を尖らせた。素直にありがとうと言いにくい言われようだ。
そのまま無言で歩き続けたが、やっぱり気まずくて、詩穂は話題をひねり出した。
「あの……あのね、さっき食べながら須藤くんがチラッと言ってたハイブリッドアプリって……なんのこと? 詳しく説明してくれないかな?」
「会計よろしく」
そう言ってさっさと店の外に出る。詩穂は半ば呆気にとられてその背中を見送ったが、彼が外のベンチに座ったのを見て、レジに向かった。
(なんなの、あれ!)
会計を済ませて自動ドアから外に出て、アイスパフェが一つ入った袋を蓮斗の顔の前に突き出す。
「はい」
「どうも」
蓮斗はぼそりと言って袋を受け取り、立ち上がって詩穂を見た。
「帰るぞ」
「あ、うん」
蓮斗が歩き出したので、詩穂も続いた。蓮斗は詩穂のマンションの方へと進んでいる。
「ええと……やっぱりうちで食べたいの?」
「違う。おまえを送っていくんだよ。今日は絶対に送るからな。いくら小牧でも、こんな時間にひとりで帰すわけにはいかないんだ」
感謝していいのかわからないような言い方に、詩穂は唇を尖らせた。素直にありがとうと言いにくい言われようだ。
そのまま無言で歩き続けたが、やっぱり気まずくて、詩穂は話題をひねり出した。
「あの……あのね、さっき食べながら須藤くんがチラッと言ってたハイブリッドアプリって……なんのこと? 詳しく説明してくれないかな?」