独占溺愛~クールな社長に求愛されています~
詩穂は弾かれたようにベッドから飛び降り、リビングダイニングに走ってカウンターの上のスマホを掴んだ。そうして亜矢美に電話をかける。
『もしもし、詩穂っ? 大丈夫?』
電話がつながって、詩穂が口を開くより早く、亜矢美の声が聞こえてきた。
「亜矢美、心配かけてホントにごめん。話をして、全部誤解だってわかったんだ」
『ホントにホント?』
亜矢美の声はまだ心配そうだ。
「うん。全部あのマクブライトさんが蓮斗とよりを戻したくてついた嘘だったの」
『でも、須藤くんはその美女と付き合ってたんでしょ? それは間違いないんだよね?』
「そうだけど、それは私と再会する前の話だし。私も彼と再会する前は……うーん、再会してしばらくの間は……元カレのことが好きだったから」
蓮斗がベッドルームから出てきてスツールに座った。隣で立って話している詩穂の腰を持ち、彼の膝に後ろ向きに座らせる。
『えっ、そうだったんだ。須藤くんとは再会してすぐ付き合ったってわけじゃなかったんだね。それはそうと、そのハリウッド美女はアメリカに帰るの?』
「ハリウッドの人かどうかはわからないけど、アメリカに帰ると思うよ。蓮斗がキッパリ言ってくれたから」
『もしもし、詩穂っ? 大丈夫?』
電話がつながって、詩穂が口を開くより早く、亜矢美の声が聞こえてきた。
「亜矢美、心配かけてホントにごめん。話をして、全部誤解だってわかったんだ」
『ホントにホント?』
亜矢美の声はまだ心配そうだ。
「うん。全部あのマクブライトさんが蓮斗とよりを戻したくてついた嘘だったの」
『でも、須藤くんはその美女と付き合ってたんでしょ? それは間違いないんだよね?』
「そうだけど、それは私と再会する前の話だし。私も彼と再会する前は……うーん、再会してしばらくの間は……元カレのことが好きだったから」
蓮斗がベッドルームから出てきてスツールに座った。隣で立って話している詩穂の腰を持ち、彼の膝に後ろ向きに座らせる。
『えっ、そうだったんだ。須藤くんとは再会してすぐ付き合ったってわけじゃなかったんだね。それはそうと、そのハリウッド美女はアメリカに帰るの?』
「ハリウッドの人かどうかはわからないけど、アメリカに帰ると思うよ。蓮斗がキッパリ言ってくれたから」