独占溺愛~クールな社長に求愛されています~
「バスルームの場所わかる?」
「昨日、おまえが汚したブラウスを洗ったからな」
蓮斗が後ろ姿のまま左手を軽く振り、詩穂は自分がやらかしたことを思い出して青くなった。
ブランチを温め直して器に盛り、ローテーブルに並べていると、シャワーを浴びた蓮斗が、濡れた髪をタオルでくしゃくしゃと拭きながら戻ってきた。
「シャワー、ありがとう」
蓮斗はスーツのパンツこそ穿いているが、上半身はシャツを羽織っただけで、鎖骨と逞しい胸板、それに引き締まった腹筋が目に入る。目のやり場に困って、詩穂はとげのある声を出した。
「だらしないなー。ちゃんと服を着てよ」
「小牧の部屋って不思議とすごくリラックスできるんだよな」
そう言って蓮斗はソファに深々と座った。
「リラックスしすぎ!」
詩穂はぴしゃりと言って、ローテーブルの前に座った。ティーポットでむらしていた紅茶を、ティーカップに注ぐ。
「小牧って紅茶派なんだな。キッチンにいろんなティーバッグや茶葉があった」
詩穂の手元を見ながら、蓮斗が言った。
「昨日、おまえが汚したブラウスを洗ったからな」
蓮斗が後ろ姿のまま左手を軽く振り、詩穂は自分がやらかしたことを思い出して青くなった。
ブランチを温め直して器に盛り、ローテーブルに並べていると、シャワーを浴びた蓮斗が、濡れた髪をタオルでくしゃくしゃと拭きながら戻ってきた。
「シャワー、ありがとう」
蓮斗はスーツのパンツこそ穿いているが、上半身はシャツを羽織っただけで、鎖骨と逞しい胸板、それに引き締まった腹筋が目に入る。目のやり場に困って、詩穂はとげのある声を出した。
「だらしないなー。ちゃんと服を着てよ」
「小牧の部屋って不思議とすごくリラックスできるんだよな」
そう言って蓮斗はソファに深々と座った。
「リラックスしすぎ!」
詩穂はぴしゃりと言って、ローテーブルの前に座った。ティーポットでむらしていた紅茶を、ティーカップに注ぐ。
「小牧って紅茶派なんだな。キッチンにいろんなティーバッグや茶葉があった」
詩穂の手元を見ながら、蓮斗が言った。