独占溺愛~クールな社長に求愛されています~
「それより、さっきの話だけど」
「あ、うん」
詩穂はきちんと座り直した。
「人事担当者に話を通しておくよ。念のため履歴書をもらえるとありがたい」
「採用試験はいつ?」
詩穂の問いかけに、蓮斗がニッと笑う。
「今」
「えっ!?」
「面接をして採用を決定するのは俺の仕事なんだ。で、今、小牧の採用を決定した」
「そ、そんなんでいいの!?」
詩穂は目を丸くしたが、蓮斗の方は涼しい表情だ。
「小牧のことは大学時代によく見てた。昨日今日と一緒に過ごして、あの頃と変わってないって思ったんだ。小牧なら信用できる。安心して仕事を頼める」
その言葉が本心であるのを示すように、蓮斗は一度しっかりと頷いた。かつてライバルだと思っていた男性が、自分のことを認めてくれている。そのことが嬉しくて、勝手に頬が緩んでいく。
「あ、うん」
詩穂はきちんと座り直した。
「人事担当者に話を通しておくよ。念のため履歴書をもらえるとありがたい」
「採用試験はいつ?」
詩穂の問いかけに、蓮斗がニッと笑う。
「今」
「えっ!?」
「面接をして採用を決定するのは俺の仕事なんだ。で、今、小牧の採用を決定した」
「そ、そんなんでいいの!?」
詩穂は目を丸くしたが、蓮斗の方は涼しい表情だ。
「小牧のことは大学時代によく見てた。昨日今日と一緒に過ごして、あの頃と変わってないって思ったんだ。小牧なら信用できる。安心して仕事を頼める」
その言葉が本心であるのを示すように、蓮斗は一度しっかりと頷いた。かつてライバルだと思っていた男性が、自分のことを認めてくれている。そのことが嬉しくて、勝手に頬が緩んでいく。