私が恋を知る頃に
碧琉side
今日は手術前の穂海ちゃんと先生方の顔合わせの日。
昼休みに時間を合わせて来て頂けることになったので、穂海ちゃんの病室に近いナースステーションで待ち合わせになった。
今日は、穂海ちゃんだけじゃなくて俺まで少し緊張…
理由は……まあ、この前の件があって少し杉山先生に怖いイメージを抱いてしまっているっていうのが大きい。
考えないようにしながら、待っている間に今日の分のカルテの確認と記入をしていく。
そして、10分ほどしてエレベーターが開く音がして園田先生と杉山先生が降りてきた。
「あっ、いたいた~、こんにちは瀬川くん。」
「こんにちは。今日はよろしくお願いします。」
「そんなに改まらなくていいよ~、緊張してる?リラックスリラックス!」
相変わらずふわふわしている園田先生に少し緊張が溶けかけるものの、その横からずっと鋭い視線が俺に突き刺さっている。
「園田先生、もうそろそろ行きましょう。患者さんを待たせると余計に不安にさせてしまうかもしれません。」
「それもそうだね~、じゃあ行こっか」
杉山先生の鋭い言葉をものともせず、園田先生はふわふわした調子のまま歩き出した。
昼休みに時間を合わせて来て頂けることになったので、穂海ちゃんの病室に近いナースステーションで待ち合わせになった。
今日は、穂海ちゃんだけじゃなくて俺まで少し緊張…
理由は……まあ、この前の件があって少し杉山先生に怖いイメージを抱いてしまっているっていうのが大きい。
考えないようにしながら、待っている間に今日の分のカルテの確認と記入をしていく。
そして、10分ほどしてエレベーターが開く音がして園田先生と杉山先生が降りてきた。
「あっ、いたいた~、こんにちは瀬川くん。」
「こんにちは。今日はよろしくお願いします。」
「そんなに改まらなくていいよ~、緊張してる?リラックスリラックス!」
相変わらずふわふわしている園田先生に少し緊張が溶けかけるものの、その横からずっと鋭い視線が俺に突き刺さっている。
「園田先生、もうそろそろ行きましょう。患者さんを待たせると余計に不安にさせてしまうかもしれません。」
「それもそうだね~、じゃあ行こっか」
杉山先生の鋭い言葉をものともせず、園田先生はふわふわした調子のまま歩き出した。