私が恋を知る頃に
「ねえ、穂海ちゃん」
まだ気持ちの高鳴りが抑えられないなか、碧琉先生に呼ばれて顔を上げる。
「もし良かったら、なんだけどさ……」
「…うん」
なんだろう
と頭に疑問を浮かべていると、先生は少しもじもじしながら口を開いた。
「"穂海"って呼んでも、いい?」
…………
一瞬、頭が固まる。
でも次の瞬間には、理解して顔があつくなる。
「…うん。」
そっか、呼び捨て
お付き合いしたら呼び捨てで呼んでくれるんだ……
距離が一気に近くなった気がして嬉しさ共に少し照れくさくなる。
「よかった。じゃあさ、穂海も俺の事名前で呼んで?」
自分が呼ばれる分には良いが、いざ自分で先生のことを呼び捨てで呼ぶとなると、さっきよりもさらに恥ずかしくなる。
なんか、本当に付き合えたんだって感じて…
ついこの前まで、恋愛なんて遠い世界の話だったのに。
「へ、…碧琉くん…………」
「うん。呼んでくれてありがとう、穂海。」
そう言ってまた笑いかけられて、またキュンとしてしまう。
今日は、気持ちが落ち着かない。
恥ずかしいとどきどきがずっとあって、心臓がうるさい。
実感は、正直まだ湧かない。
けど…
好きな人と結ばれることができるのが、とても、幸せなことだけは十分にわかった。
まだ気持ちの高鳴りが抑えられないなか、碧琉先生に呼ばれて顔を上げる。
「もし良かったら、なんだけどさ……」
「…うん」
なんだろう
と頭に疑問を浮かべていると、先生は少しもじもじしながら口を開いた。
「"穂海"って呼んでも、いい?」
…………
一瞬、頭が固まる。
でも次の瞬間には、理解して顔があつくなる。
「…うん。」
そっか、呼び捨て
お付き合いしたら呼び捨てで呼んでくれるんだ……
距離が一気に近くなった気がして嬉しさ共に少し照れくさくなる。
「よかった。じゃあさ、穂海も俺の事名前で呼んで?」
自分が呼ばれる分には良いが、いざ自分で先生のことを呼び捨てで呼ぶとなると、さっきよりもさらに恥ずかしくなる。
なんか、本当に付き合えたんだって感じて…
ついこの前まで、恋愛なんて遠い世界の話だったのに。
「へ、…碧琉くん…………」
「うん。呼んでくれてありがとう、穂海。」
そう言ってまた笑いかけられて、またキュンとしてしまう。
今日は、気持ちが落ち着かない。
恥ずかしいとどきどきがずっとあって、心臓がうるさい。
実感は、正直まだ湧かない。
けど…
好きな人と結ばれることができるのが、とても、幸せなことだけは十分にわかった。