私が恋を知る頃に
「っっ……ふう…ふうっ………」
過呼吸にならないように、ゆっくり息をすることに集中する。
どうしよう、どうしよう
あまりの痛みに冷静さが失われて、半ばパニックになる。
碧琉くんに電話?
スマホは机の上だ。
取りに行こうかと、少し体を動かす
「っっっ!!」
ああダメだ
ほんの少し動いただけで痛みが増す。
なんで、こんなに痛いんだろう
何か悪いもの食べちゃったかな
ああ本当に痛すぎる
どうしよう、職員さん、呼ばなきゃ…
でも、みんな寝てるから起こさないようにしなくちゃ
でも、でも、動けない…
なんで、なんでこんなに痛いの
誰か、助けて…
「はあっ、はあっ……」
涙が出てくる
視界が滲む
「…あんた、何やってんの」
ハッと顔を上げると、隣のベッドの下の段の女の子。
部屋のドアが開いていて廊下の光が漏れている。
「…お、願い……職員さんっ…」
藁にもすがる思いで、女の子の腕を掴む。
「はあ?なに?」
「おねが…、お腹、いた…………」
女の子は怪訝な顔をすると、走って部屋を出ていく。
伝わったかな、伝わって無かったら本当に今度こそ終わりだ。
私、死んじゃうのかな…
怖いな……
過呼吸にならないように、ゆっくり息をすることに集中する。
どうしよう、どうしよう
あまりの痛みに冷静さが失われて、半ばパニックになる。
碧琉くんに電話?
スマホは机の上だ。
取りに行こうかと、少し体を動かす
「っっっ!!」
ああダメだ
ほんの少し動いただけで痛みが増す。
なんで、こんなに痛いんだろう
何か悪いもの食べちゃったかな
ああ本当に痛すぎる
どうしよう、職員さん、呼ばなきゃ…
でも、みんな寝てるから起こさないようにしなくちゃ
でも、でも、動けない…
なんで、なんでこんなに痛いの
誰か、助けて…
「はあっ、はあっ……」
涙が出てくる
視界が滲む
「…あんた、何やってんの」
ハッと顔を上げると、隣のベッドの下の段の女の子。
部屋のドアが開いていて廊下の光が漏れている。
「…お、願い……職員さんっ…」
藁にもすがる思いで、女の子の腕を掴む。
「はあ?なに?」
「おねが…、お腹、いた…………」
女の子は怪訝な顔をすると、走って部屋を出ていく。
伝わったかな、伝わって無かったら本当に今度こそ終わりだ。
私、死んじゃうのかな…
怖いな……