私が恋を知る頃に
…………コクン
頷くと同時にまた涙が溢れた。
碧琉くんが、そんなにずっと隣に居てくれたなんて知らなかった。
なのに、私……
私の都合で、信じられないとか言っちゃって…
「……穂海ちゃん」
見ると、少し困った表情の園田先生。
「…自分のこと、責めちゃダメだよ。」
……また心の内を見透かされたような発言にドキリとする。
「人を信じることが難しいのは、しょうがないんだよ。穂海ちゃんのせいじゃない。だから、自分のことを責めないでね。」
……コクン
「…穂海」
急に声がして、バッと顔を上げるとカーテンから心配そうに顔を出す碧琉くん。
その顔に、また感情と共に涙が溢れる。
「……穂海、そんなこと思ってたの?」
何故か泣きそうな顔の碧琉くんの問に、小さく頷く。
「…ごめん。穂海にそんな不安与えてるなんて思ってなかった。本当にごめん。」
震える声で、碧琉くんはそう言う。
ううん、と首を振るも、また色んな気持ちが込み上げてきて嗚咽と共に涙が出た。
「……穂海は、俺と離れたい?正直に言って。絶対、穂海が言ったことで怒ったりとかしないから。」
私は必死に首を横に振った。
「…やだ…………はなれちゃ、いや……」
手を伸ばして、碧琉くんの白衣の裾をキュッと握りしめた。
頷くと同時にまた涙が溢れた。
碧琉くんが、そんなにずっと隣に居てくれたなんて知らなかった。
なのに、私……
私の都合で、信じられないとか言っちゃって…
「……穂海ちゃん」
見ると、少し困った表情の園田先生。
「…自分のこと、責めちゃダメだよ。」
……また心の内を見透かされたような発言にドキリとする。
「人を信じることが難しいのは、しょうがないんだよ。穂海ちゃんのせいじゃない。だから、自分のことを責めないでね。」
……コクン
「…穂海」
急に声がして、バッと顔を上げるとカーテンから心配そうに顔を出す碧琉くん。
その顔に、また感情と共に涙が溢れる。
「……穂海、そんなこと思ってたの?」
何故か泣きそうな顔の碧琉くんの問に、小さく頷く。
「…ごめん。穂海にそんな不安与えてるなんて思ってなかった。本当にごめん。」
震える声で、碧琉くんはそう言う。
ううん、と首を振るも、また色んな気持ちが込み上げてきて嗚咽と共に涙が出た。
「……穂海は、俺と離れたい?正直に言って。絶対、穂海が言ったことで怒ったりとかしないから。」
私は必死に首を横に振った。
「…やだ…………はなれちゃ、いや……」
手を伸ばして、碧琉くんの白衣の裾をキュッと握りしめた。