私が恋を知る頃に
穂海side
ずっと先生たちの声が聞こえ続けている。
ここは真っ暗で何も無い空間。
最初気付いた時は死んだのかと思ったけど、それも違うみたい。
時計がないからどれだけの時間が過ぎているかはわからないけど、定期的に話し声だけが聞こえてきた。
碧琉くんがずっと私に話しかけてくれているのも、話す度に泣いているのも聞こえていた。
でも、目を覚ます勇気がなかった。
一度、自分で死のうとした身だ、きっと起きたら怒られるしめんどくさい事になる。
それに、またあの辛い現実に戻るのも足が進まなかった。
ここは不思議と嫌なことを考えないで済む。
死んでいなくても、ここならずっと居てもいいかなってくらい心地がいい。
泣いて私の目覚めを願う碧琉くんには申し訳ない気持ちもあるが、今の私はここに居たかった。
つくづく悪い子でごめんね
私少し疲れすぎちゃったみたい
ここは真っ暗で何も無い空間。
最初気付いた時は死んだのかと思ったけど、それも違うみたい。
時計がないからどれだけの時間が過ぎているかはわからないけど、定期的に話し声だけが聞こえてきた。
碧琉くんがずっと私に話しかけてくれているのも、話す度に泣いているのも聞こえていた。
でも、目を覚ます勇気がなかった。
一度、自分で死のうとした身だ、きっと起きたら怒られるしめんどくさい事になる。
それに、またあの辛い現実に戻るのも足が進まなかった。
ここは不思議と嫌なことを考えないで済む。
死んでいなくても、ここならずっと居てもいいかなってくらい心地がいい。
泣いて私の目覚めを願う碧琉くんには申し訳ない気持ちもあるが、今の私はここに居たかった。
つくづく悪い子でごめんね
私少し疲れすぎちゃったみたい