はっぴぃday
「もっもう!!
みんなでからかわないでよ。

…修二さん、今日は素敵な歌をありがとうございました。

最初で最後なんて言わないでまた、ライブで歌ってほしい。」

「ん。最初で最後だよ。
なにしろ、大翔と曲名かぶりでこいつの歌のほうができがいい」

「……真っ直ぐに気持ちが伝わるいい歌だね。
今度は私にも作ってほしいな」

不機嫌だった大翔がみるみる赤くなる。

修二さんがくつくつ笑う。

「大翔、早く気がつけよ。
鈍いなお前は」

チラリと私を見た修二さんの目がイタズラっぽく笑っている。

そんな修二さんの言葉の意味がわからない大翔は、首をかしげ眉間にシワをよせていた。
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