はっぴぃday
時計を見るといつのまにか14時をまわっていた。

「叔父さん、まだ忙しそうだけど上がっていい?
ごめんね、残れなくて」

エプロンをはずしながら、コーヒーを落としている叔父に声をかけて帰る支度をする。

「あぁごめんね、残業させちゃって。モモちゃんに宜しくね」
「うん。また明日」

慌ててお店を飛び出して、駅に向かうとちょうどホームに入ってきた電車に飛び込んだ。

今日は金曜日。

本来の私の仕事の時間がこれから始まる。

ベリーダンサー゙SAKURA "としての時間が。

< 5 / 80 >

この作品をシェア

pagetop