はっぴぃday
ステージ上の大翔
Desert のライブが始まった。
ステージに出てきた大翔は、薄茶のサラサラの髪にハットをかぶり、全身黒づくめで、眼鏡をはずした涼しげな目を細めて客席をぐるりとみまわしていた。
彼らのライブに始めてきた私は、モモと大翔のたち位置の右手、ライブハウスの中間に立っていた。
大翔が私の姿をとらえ、その視線がピタリととまる。
じっと見つめられた瞳に捕らえられ、私は目をそらすことができない。
フッと微笑みをうかべた大翔に場内の女の子たちがざわついた。
「大翔が笑ってる!」
「ヤバイ!カッコいい!」
あぁ、やっぱり彼はカッコよくて、あの笑顔から目が離せない。
モモが小声で耳打ちする。
「やばっ!カッコいいわ。
さっきと別人だね。
…っていうかサクラのことみてるよね…」
小さく頷いて
「うん。
モモ…好きすぎてヤバイ」
どんどん熱を持つ顔が、赤くなっていくのがわかるが止めることなんてできなくて。
そんな私をじっと見つめていた大翔も、頬を朱に染め慌ててベースに視線を落とした。
マサキの声と恭のドラムのカウントでライブが始まった。
ステージに出てきた大翔は、薄茶のサラサラの髪にハットをかぶり、全身黒づくめで、眼鏡をはずした涼しげな目を細めて客席をぐるりとみまわしていた。
彼らのライブに始めてきた私は、モモと大翔のたち位置の右手、ライブハウスの中間に立っていた。
大翔が私の姿をとらえ、その視線がピタリととまる。
じっと見つめられた瞳に捕らえられ、私は目をそらすことができない。
フッと微笑みをうかべた大翔に場内の女の子たちがざわついた。
「大翔が笑ってる!」
「ヤバイ!カッコいい!」
あぁ、やっぱり彼はカッコよくて、あの笑顔から目が離せない。
モモが小声で耳打ちする。
「やばっ!カッコいいわ。
さっきと別人だね。
…っていうかサクラのことみてるよね…」
小さく頷いて
「うん。
モモ…好きすぎてヤバイ」
どんどん熱を持つ顔が、赤くなっていくのがわかるが止めることなんてできなくて。
そんな私をじっと見つめていた大翔も、頬を朱に染め慌ててベースに視線を落とした。
マサキの声と恭のドラムのカウントでライブが始まった。