はっぴぃday
「仁さん、、、」

いつも兄のように暖かく私を見守り励ましてくれていた仁さん。

その想いには答えることはできなかったけれど、私は大翔とは違った意味で仁さんが大好きだ!

抱きついた私を仁さんもぎゅっと抱き締める。

大翔は…大きなため息をついて

「今だけ特別ですよ、仁さん。」

そう言ってはいたけれど、仁さんの腕から離れて彼を見ると、不貞腐れて拗ねた大翔はしばらく私と目を合わせてはくれなかった。
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