成瀬くんなんて大嫌い。
「ぶはっ!ふはははははははっ!!!」


「は、え?何?宮木くん」


「や、陽茉莉ちゃんと司ノリバッチリジャーン!!!めっちゃ面白いんだけど…!!!」


え、や、なんかすっごいツボってるけど。


頭大丈夫かな。


「あ、うん、それはどーも。」


とりあえず冷たくあしらっとくと


「ふはははははははっ、やばっ、陽茉莉ちゃん、まじで俺にだけつめて〜!!!」


と、それすら面白い様子の宮木くん。


うーん、ほんとにちょっと1回病院言った方が…


「ね、陽茉莉ちゃんいまよからぬ事を考えておりませんか?」


「え、別に。宮木くん1回病院言った方がいいんじゃないかなって思っただけだよ?」


「ふはははははははっひっでぇ〜なあどう思う樹〜俺と司の扱いちがすぎねぇ?酷くね?」


…やば。


忘れてた。


そうだった。私は成瀬くんの隣の席になったんだった。


ぁああ!!


なんにも話さないのもさすがに感じ悪いかな?


でも…別に感じ悪くても関係ないし…。


そんなふうにぐるぐる考えていると。


「瀬戸川さんってさぁ、珍しいタイプ?」


成瀬くんが急に話しかけてきた。
< 12 / 73 >

この作品をシェア

pagetop